2026年3月15日(日)の北陸鉄道グループのダイヤ改正で、黒田線の「西金四丁目〜八日市出町」の区間が廃止されました。改正から半年あまりたちますが、西金沢の南西側でバスを使っていた人にとっては影響のある変更なので、北鉄の発表と時刻表で確かめられたことだけをまとめておきます。
先に要点を書くと、次のとおりです。
- 廃止されたのは黒田線の西金四丁目〜八日市出町の区間
- 黒田線そのものは改正後も平日のみ運行している
- 西金沢駅まわりから金沢駅・香林坊へ向かう82系統・53/96系統は改正後も運行している
北鉄の発表に書かれていること
北陸鉄道は2026年3月3日付で、3月15日のダイヤ改正を発表しました。改正の理由について、発表には次の一文があります。
「深刻な運転士不足の状況下で、持続可能な安定した運行体制を構築し、今後も公共交通の使命を果たしていくため、ご利用状況を鑑みた系統の統廃合やダイヤ調整を実施します。」(北陸鉄道 2026年3月3日発表)
金沢地区については、平日に一部区間を廃止すること、朝の便数を保ちながら「利用の少ない昼間時間帯を中心に減便」することが書かれています。
区間廃止の一覧表には、黒田線の届け出区間として「西金四丁目〜八日市出町」が載っています。表の冒頭には「実質的な廃止区間は8路線7区間」とあり、実質的な廃止とは「運行がなくなる区間および停留所」を指す、と注記されています。
一覧表では、ほかの路線のいくつかに「同区間を別の路線で運行している」という注記が付いていますが、黒田線の行にはその注記はありません。
黒田線のこの区間だけが選ばれた個別の理由は、発表には書かれていません。この記事でも、発表にある運転士不足と利用状況の説明以上の推測はしません。
改正後の黒田線
2026年3月15日改正の黒田線の時刻表を見ると、運行は次のようになっています。
| 項目 | 内容(時刻表より) |
|---|---|
| 運行日 | 月〜金のみ(「土日祝の運行はありません」と明記) |
| 便数 | 57系統は武蔵ヶ辻方面・新金沢郵便方面とも、1日3〜4便 |
| 西金沢まわりの停留所 | 西金四丁目・西南部小学校・新保本五丁目・新金沢郵便 |
| 都心側 | 香林坊・片町・武蔵ヶ辻など |
新金沢郵便方面の便は、朝・夕方・夜の3便です。通勤・通学の時間帯に絞った、本数の少ない路線になっています。
廃止前の黒田線が、八日市出町までの間にどの停留所を通っていたか、1日何便あったかは、今回の調べでは確認できていません。
八日市出町は西金沢駅の西側、飲食店がかたまっている一帯です。駅から歩ける範囲の店は八日市出町の3軒にまとめています。
西金沢から出ているバスは残っている
同じ改正の時刻表で、西金沢駅まわりを起終点とする系統は改正後も運行が続いていることを確認できます。
- 82系統(鳴和・増泉線): 西金沢と金沢駅を結ぶ。平日・土日祝とも運行
- 53/96系統(西金沢線): 西金沢から香林坊・兼六園下方面へ。金沢駅は通らない。土日祝は本数が少ない
なお、区間廃止の一覧表には、錦町野々市線の「兼六園下・金沢城〜合同庁舎前〜香林坊」について「西金沢線と上荒屋線で同区間を運行しております」という注記もあります。西金沢線は、廃止された区間の代わりを担う側にも名前が出ている、ということです。
金沢駅や兼六園へ電車で向かう場合の行き方は、西金沢から兼六園・ひがし茶屋街へに書きました。
バスの時刻・経路は改正で変わることがあります。おでかけ前に北陸鉄道の公式サイトで最新の時刻表をご確認ください(この記事は2026年10月時点で公開されている2026年3月15日改正版の時刻表に基づきます)。