西金沢のまわりには、意外なほど広い緑地があります。犀川緑地です。
川そのものが公園になっている
犀川緑地は、犀川の河口から大桑地区までの約13キロの区間と、支流の伏見川・高橋川の河川空間を公園として整備したものです。金沢市と野々市市にまたがる県営公園で、入園は無料、自転車の持ち込みもできます。
西金沢エリアと関係が深いのは支流の方です。伏見川は犀川水系の二級河川で、水源は倉ケ岳(標高497メートル)、延長は約13.6キロ。住吉・別所の山あいを経て山科で市街地に入り、金沢錦丘中学・高校の校庭脇、金沢市立米泉小学校の脇、金沢伏見高校の正門前を流れていきます。米泉小学校の脇では支流の高橋川が合流します。
つまり、西金沢の生活圏を流れている川が、そのまま県営公園の一部だということです。
何があるか
犀川緑地には芝生広場、花壇、サイクリングロード(犀川自転車道)、いしかわ子ども交流センター、遊具、水遊び場、簡易野球場、湿地植物園、大型遊具、ぐるぐる広場などがあります。大桑地区にはビオトープ池も。
自転車で川沿いをたどっていけば、市街地の景色が少しずつ変わっていくのがわかります。観光地を回るのとは違う、生活の風景のなかの散歩です。
西金沢近辺がどの区間にあたるか、その区間に何が整備されているかまでは確認できていません。石川県公園緑地課のページに区間図があります。
犀川と治水の話
犀川は江戸時代初期の治水工事で、おおむねいまの流路になりました。それ以前は中流域で二つの流れに分かれていたといいます。2012年には洪水対策として辰巳ダムが竣工しています。
伏見川の氾濫の記録としては、米泉町の米日吉神社の由緒に「中世の兵火と伏見川の氾濫により社宝古文書を散逸焼失」という記述があります。創建年代が不明になってしまったほどの水害があった、ということです。ただし具体的にいつのことかは、今回の調べではわかりませんでした。