この記事で紹介するのは野々市市側のスポットです。西金沢駅からは市境をまたいですぐ、隣のIR野々市駅が最寄りになります。

西金沢の隣に、3700年前のムラの跡があります。国史跡・御経塚遺跡(おきょうづかいせき)です。

北陸屈指の縄文集落

御経塚遺跡は、縄文時代後期中葉から晩期後葉、約3700年前から2500年前まで1000年以上続いた大集落の跡です。1977年(昭和52年)3月8日に国史跡に指定されました。

遺跡の面積は約3万5000平方メートル。10回以上の発掘調査で28棟の住居跡が見つかっています。集落は南北約200メートル・東西約250メートルの弧を描く形をしていて、中央に広場、そのまわりに住居、いちばん外側が墓域という構造でした。縄文人がどう暮らしを組み立てていたかが、そのまま地面に残っているわけです。

「御経塚式土器」の標式遺跡

この遺跡は、縄文晩期前葉の御経塚式土器という土器型式の標式遺跡でもあります。つまり考古学の教科書に載る「基準」がここで見つかった、ということです。

出土品のうち御経塚式土器や御物石器など 4219点が重要文化財に指定されています。

なかでも特筆されるのが御物石器の出土状況で、1辺40センチ前後の河原石8個を方形に並べた石組みのなかに納められた状態で見つかりました。確実な遺構から検出された唯一の例として、特に貴重とされています。

いまは史跡公園

遺跡は史跡公園として整備され、竪穴住居が復元されています。トチやクリの原生林も再現されていて、縄文時代の景色をある程度想像しながら歩けます。

隣接して野々市市ふるさと歴史館(野々市市御経塚1丁目182)があり、入場無料。出土品を見てから遺跡を歩くのがおすすめです。

  • 開館:10:00〜16:00
  • 休館:毎週月曜、年末年始、祝日の翌日
  • TEL:076-246-0133

開館時間・休館日は変わることがあります。おでかけ前に野々市市の公式サイトで確認してください。

アクセス

  • IRいしかわ鉄道 野々市駅から徒歩約10分(西金沢駅から1駅)
  • 北陸自動車道 金沢西ICから車で約5分

参考