西金沢まわりには、カレーを看板にする店が3軒あります。そのうち2軒はターバンカレーとゴーゴーカレー。金沢カレーを語るときに並んで名前が出る2つのブランドが、歩いて行き来できる距離にそろっています。残る1軒は、石焼の器で出す洋食カフェです。
味の順位はつけません(食べ比べた記録ではないので)。この記事では、ブランドの成り立ちと器・スタイルという、外から確かめられるものさしで3軒を並べます。
| 店 | スタイル | 住所 |
|---|---|---|
| ターバンカレー 金沢糸田店 | 金沢カレー(1971年創業ブランドの支店) | 金沢市糸田2丁目 |
| ゴーゴーカレー 保古町店 | 金沢カレー(テイクアウト可) | 金沢市保古3丁目 |
| さじとつくん | 石焼カレー・石焼オムライス | 金沢市保古2丁目 |
そもそも「金沢カレー」とは
金沢カレー協会は、金沢カレーの特徴を次の5つとしています。
- ルーは濃厚でドロッとしている
- 付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
- ステンレスの皿に盛られている
- フォークまたは先割れスプーンで食べる
- ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている
ステンレス皿にキャベツ、フォーク。見た目で「あ、金沢カレーだ」とわかる様式があるのが面白いところです。
ターバンとゴーゴー — 師匠の店と、弟子の店
ターバンカレーは昭和46年(1971年)創業のブランドで、金沢カレーの源流のひとつとされています。糸田2丁目にあるのはその支店です。
ゴーゴーカレーは、金沢カレーを全国に知られる名前にしたチェーンです。創業者の宮森氏は、創業前にターバンカレーでカレーづくりを修業させてもらった、と報じられています。
そして2019年、ターバンカレーは創業オーナーからの事業承継を受け、ゴーゴーカレーのグループが運営するようになりました。宮森氏はその動機を「教わった師匠の店を残したい」という趣旨で語っており、運営を引き継いだあともターバンカレーの味は変えていない、と報じられています。
つまり西金沢まわりにあるのは、師匠の店の支店と、弟子が興したチェーンの店。いまは同じグループの看板どうしです。ライバル関係として並べるより、この順番で知っておくと2軒の見え方が少し変わります。
さじとつくん — 石焼の器という別の道
3軒目のさじとつくんは、金沢カレーの系譜とは別の方向から来た店です。看板は石焼カレーと石焼オムライス。ステンレス皿ではなく、石焼の器で出てきます。
ランチセットではピクルスを選べる仕組みがあり、カレー専門店というより洋食カフェの一品としてカレーがある、という立ち位置です。金沢カレー2軒と合わせると、「同じカレーでも器から違う」という並びになります。
3軒の位置関係
サイトの西金沢マップに入れている座標から測ると、3軒の間はおおむね次のとおりです(直線距離なので、実際に歩く距離はもう少し長くなります)。
- ゴーゴーカレー 保古町店 ↔ さじとつくん:約370m
- ゴーゴーカレー 保古町店 ↔ ターバンカレー 金沢糸田店:約500m
- さじとつくん ↔ ターバンカレー 金沢糸田店:約520m
保古の2軒が南北に近く、糸田のターバンが東に少し離れている形です。
3軒とも、営業時間・定休日・価格は変わることがあります。おでかけ前に各店の公式情報や最新の口コミでご確認ください(この記事は2026年9月時点の調査に基づきます)。
ほかの洋食・カレーの店や、ラーメン・カフェなどはグルメの一覧にまとめています。